新卒採用におけるクチコミの3つの改善ポイント

こんにちは。トレーナビリティーです。

新卒採用ではクチコミが大事なファクターとなります。

採用担当の皆さんは、自社に対してどのようなクチコミが展開されているか、把握されていますか?
そのクチコミを「改善」するのか、「放置」するのか、しっかりとジャッジできていますか?

今回は、新卒採用におけるクチコミについて紹介していきたいと思います。

クチコミはどうやってチェックする?

企業に対するクチコミチェックは主に、楽天がサービス提供をしているみん就にて行います。

企業ランキング、就活におけるクチコミが良い物もそうでないものも掲載されています。面接で聞かれたこと、答えたことなども聞かれているため、学生の生の声として大変重要なデータと言えます。

クチコミの内容例

総合商社を例に考えてみましょう。

総合商社が何をやっているのか分かりませんが、なぜ人気なのでしょうか?

それは、クチコミを見るとある程度見えてきます。

・給料が高いが、仕事は大変そう。成長できそう。
・皆受けるから、私も受けてみよう。
・OBOG訪問が必要だが、先輩がすごい優秀だったよ。
・使命感をもっていて、大きな仕事をやっているよ。

このような、クチコミがあります。

一方で良くないクチコミもかなりあります。

・あの会社は、実はブラックだよね~
・残業代でないらしいよ。
・社員の目が死んでた。

などクチコミは学生の生の声として、会社の意図とは関係なく伝わっていきます。

こうしてみると、学生がチェックしているポイントや気になるポイントが分かりますね。担当者はそれを踏まえて改善していきましょう。

 

ではクチコミからの改善で重視するポイントは?

重視するポイントを3つにまとめました。

誰もやっていない新しい取り組みを行う

考えるのは大変かもしれませんが、誰もやっていない時期からゼロから初めてみるというのはかなり効果があります。

  • インターンシップからの採用
  • 無人島インターンシップ
  • 通年採用
  • 社員紹介からの採用

など、例を上げればキリがないですが、新しい事を行うと、その情報をシェアする人も出てきますし、ニュースに取り上げられる事も沢山あります。

まずは注目を集める事が大切です。

悪いクチコミの根本を見つける

悪いクチコミは一日で出来上がるものではありません。採用担当がそこまで口を出して改善する事ではないかもしれませんが、現況は社内にあります。社内の制度なのか、悪い人がいるのか、トップが悪いのか、その原因を見極めます。

火のないところには煙は立たないといいますが、悪い口コミが出る場合は、その原因を見極める事が重要になってきます。

私がある会社で採用コンサルを行っていたときは、

  • トップがワンマンだよね
  • 長時間労働だよね
  • ブラックだよね

といった口コミが回ったときがあります。それは事実ですし、悪いクチコミですが、社内の状況が改善されない限りそのクチコミが無くなる事はありませんでした。

また、中堅規模程度までの経営であればワンマンのトップの方が、スピードが速く、確実な実行になることも多々あります。

そうしたことを変えるつもりがないなら、それをしっかりと学生に伝える必要があります。

社内の根本から良い会社を目指す

クチコミを呼び起こそうと思っても、そう簡単には口コミは広がりません。

まずは良い会社を目指す事が重要です。その「良い会社」というものも会社によって異なりますが、その設定を行い、社員で目指すべき方向性を揃えて進めていく事が重要です。

社員が会社のことを良い会社だと感じ、社員が良い会社だよと周りに言ってくれれば、そのクチコミだけで採用が出来るようになるかもしれません。決して残業も無く、給料が高い会社を目指せと言っているわけではありません。

その会社の等身大の良い会社を目指していく事が将来に繋がるクチコミを産む良い方法だと考えています。

 

まとめ

いかがでしょうか。

クチコミの効果は測りしれません。ぜひ、積極的に確認し、PDCAを回してください。

トレーナビリティーでは、人事にとって必要かつ現場で使えるようにするための研修・コンサルティングを用意しています。

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