株式会社トレーナビリティー Trainability co.ltd.
2013年4月 創業(2015年8月設立)
資本金 100万円
代表取締役 新井 重成
Trainability(トレーナビリティー)という単語は、おそらく耳慣れない単語かと思います。
この言葉は次のように分解することができます。
Train:鍛える、練習する
Ability:能力、可能性
実は造語ではなく、この単語一つで「研修や育成による成長可能性」という意味を持ちます。
人の可能性に限界はない。
その可能性を広げるサービスでありたい
そんな想いを込め、この言葉を使用させて頂いています。
新井 重成 Shigenari Arai
静岡県浜松市出身 早稲田大学教育学部卒業
2005年 株式会社ワークスアプリケーションズに入社、システムコンサルタントとして従事。
2007年 株式会社リクルート(現 株式会社リクルートキャリア)入社。
「履歴書では分からない人の価値を企業に伝える」ことを通じて「若年者の就業と企業の活性化」に取り組む。
就職Shop事業の東京拠点立ち上げメンバーとして、営業をスタート。
その後リーマンショックを乗り越え、2011年に東京拠点の拠点長に就任。拠点黒字化を達成。
営業個人としては、入社以来5年連続で年間売上1位を記録。
2013年3月 リクルートキャリア(現 リクルート)を退社し、独立。
プライム市場上場企業、世界で2万名を超えるグローバル企業から10名程度の中小企業まで、
多くの会社で研修や営業コンサルティング、組織コンサルティングを実施している。
メッセージ My History
私はこれまでの人生で、自分にとっての転機を4度経験してきました。
それは、それぞれその瞬間は「なぜこんなことになったのか…」「後がないのではないか…」と
感じてしまうようなものでしたが、今振り返ると大きな意味のある瞬間だったと考えています。
一つ目の転機が高校入学です。
第一志望の高専に落ち、地元の公立校にも落ち、偏差値の低い高校(しかも過去は男子校で私が共学2年目でした)に入学し、柔道部に入部しました。
前時代的なシゴキ、無意味な上下関係もありましたが、一方で自分が変わっていくことを実感できる日々が続きました。白帯からスタートし、在学中に二段へ昇段。インターハイ出場を目指して稽古を重ねましたが、残念ながら出場はかないませんでした。
あまりのキツさに逃げそうになったこともありましたが、5名の同期部員と一緒に必死で練習に励み、自分は変わることができるという自信を持つことが出来ました。
二つ目が浪人時代。
低偏差値の学校で部活漬けだった私は全国模試の偏差値が28と言う、壊滅的な状態でした。はじめは何となく始めた受験勉強ですが、上京の記念に早稲田大学に見学に行き、スイッチが入ります。どうしても早稲田大学に行きたくなり、その足で代々木ゼミナールに行き、親に浪人させてほしいと頼みました。
常識的な勉強方法や考え方ではなく、合理的に、プロセスを楽しみながら学習をすることで無事早稲田大学に入学できました。
三つ目が社会人1年目の終わりにパニック障害という病気になったこと。
お陰で、「肩書き」「経歴」を通じて自分が周囲からどう評価されるかということを痛烈に体感することができました。
パニック障害と履歴書に書くと、ほとんどの会社から入社を拒否されます。
人材紹介会社も使用していたのですが、「病気だから」「再発が怖いから」という理由での不合格が相次ぎました。※採用における差別として禁止されているはずですが、しっかりと落とされました。
120社近くに応募して、100社以上は書類選考でNGとなります。
「会ってもらったら分かるのに」「同年代はどんどん成長しているのでは」とんな不安や焦りを抱えながら就職活動をしていたことを今でも覚えています。
その時に出会った4度目の転機がリクルートへの入社でした。
パニック障害の私を「病気なんか関係ない」と言って、唯一私に合格を出してくれたのがリクルートでした。
「経歴に関係なく企業と会い、面接で人柄を感じてもらう」という就職Shopのサービスは、まさに自分のためのサービスなのではと思うことができました。
ただし、実は当時の私は「キャリアカウンセラー」になりたいと言って応募し、面接中に「キャリアカウンセラーとしては採用出来ない」と言われ、「営業だったら面接を通すよ」と言われて、内定欲しさに仕方なく営業を受入れました。
正直に言うと営業はしたくありませんでした。
断られる、叱られる、数字が全て、飛び込み、不要なものを売る、そんなイメージを持っていたからです。
しかし、この営業という仕事が、上司や同僚のお陰で楽しくなり、成果を残すことができました。
他にも数えきれないほど、色々な方に支えられ、価値観を変え続け、もがきながら生きてきています。
人から見たら大したことのないことも、私にはとても大事な出来事でした。
理念 philosophy
自らの意思決定をし、その決定から発生する様々な事象を後悔ではなく前向きに受け止める。
そんなことができたら、きっとその人の可能性はどんどん広がっていく。
そんな人を増やせたらいいな、と大学時代からずっと考えてきました。
このような状態をつくるためには何が必要なのでしょう。
個人的な経験と学習から出したのは次の2つが大切だということ。
一つは、意思決定をするにあたり、その人なりに納得のいく情報を基に、幾ばくかの勇気とともに決断すること。
そして、もう一つは決断したからには、それを正解だったと言えるために真剣に生きることが大切だと考えています。
私は、このような状況を少しでも多く生み出すことを事業の基本理念としています。
もちろん、その為のアプローチは様々あると思います。
私はその為に、採用・研修・配置といった組織へのアプローチ、就職指導やキャリアコンサルティングという個人へのアプローチの双方を通じて実現をしていきたいと考えています。
人の幸せを決めるのは、本人です。
例えば営業なんかしたくなかったと思っていても、何かのきっかけで「営業でよかった」と思える人がいます。
そう思えるようなきっかけやスキル、考え方を提供していきます。
「仕事が楽しい!」と感じる人が増えていってほしい。
そうすれば、人生もきっと楽しいですし、会社や組織も良いものになっていくと考えています。
綺麗事を並べてはいます。現実的な問題もきっとあります。
それでもそれを解決していくことを、私自身が思いっきり楽しみながら取り組んでいきたいと思います。