Trainability 新井です。
先日、府中西高等学校で就職講演をしてまいりました。
http://www.fuchunishi-h.metro.tokyo.jp/cms/html/top/main/index.html
こちらの学校の就職は生徒数の約5%、ほとんどの学生が進学をします。
就職希望者である10数名に対して、短い時間ではありましたが、じっくりと
彼らの希望を出来る限り組みながら、就職という場面での「見られ方」について
お伝えをしました。
高卒で就職する方の5割が3年以内に退職すると言われます。(七五三現象というヤツです)
面接官、経営者からその5割に入らない人を採用しようと面接で見抜こうとします。
「合格」を考えた時には、どんな基準でその5割を見抜こうとしているのかを知り、
その為の対策をする必要があります。
もちろん、上辺のものでは意味がありません。
対策と同時に、その仕事を楽しめるかを見つめていくことが大切です。
今回講演をさせていただいたのは高校2年生。
まだまだ、仕事って何が面白いかなんて、分かるはずがありません。
アルバイトを禁止されていたら、社会の中での役割を感じる機会もありません。
彼らには、将来における対策もそうですが、自分が楽しめることを探すために
様々なイベントや日常を積極的に経験し、小さくてもよいので目標を立て、
そこに向かっていく楽しさや苦しさを感じてほしいとメッセージしました。
自分のしたいことを探せ、というつもりは私はありません。
最適な仕事があるというのは幻想です。
自分が楽しめる、成長できる環境をどう作っていくのか という経験を積む。
身の回りで起きていることをから、それを体験していくでもいいですし、
体験するために積極的に飛び込むでもどちらでもいいと思います。
喜怒哀楽、迷ったあげくの重大な判断に、その人らしさが現れます。
そんな体験を沢山つみ、振返ることが自分が楽しめるものを探すことに繋がります。
今回出会った高校生達は、本当に優しく、そして正直な学生でした。
大学というモラトリアムに興味がない、親の負担を減らしたい、
自分の責任で人生を送りたいというようなことを口々に話していました。
こういう学生と会うと、高校時代の自分とつい比較してしまいます。
自分は彼らのように、自分の人生に真剣に向き合っていただろうか?
真剣に生きる彼らの、少しでも役に立てれば嬉しいです。