中小企業は採用難
2020年卒の採用活動状況はいかがでしょうか?
マイナビの調査によると、
2019年4月末時点の内々定率は前年比6.1pt増の39.3%と5人中2人は内々定を獲得している状況となった。平均内々定保有社数は1.6社と、前年同月比0.1社増加している。
内々定を保有している学生の30.5% ※1 が「就職活動を終了する」と答えており、前年同月の30.3%とほぼ変わらない。未内定者を含めた活動を継続する学生の割合は、回答者全体の87.6%※2だった。
とのことです。
学生は大手に流れて中堅会社には来ない?
リクルートワークス研究所によると、
2019年卒対象の大卒求人倍率は1.88倍
従業員5000人以上の大企業では0.37倍と0.5倍を切る厳しい競争率だが、
従業員300~999人だと1.43倍と1倍を超え、300人未満では9.91倍
とのこと。つまり多くの学生が大手企業を受けているということになります。しかし、実際学生が全員大手企業に受かるわけではありません。
中堅会社だとしても、しっかりと学生を採用でき、しかも定着している企業がありますので今回はそうした会社をご紹介します。
給料が高く新卒も辞めない中堅企業ランキング
今回は、東洋経済新報社が調査した、
『就職四季報 優良・中堅企業版』(2020年版)、従業員数1000人未満の企業を対象に、平均年収650万円超、かつ新卒3年後定着率が80%超の企業を抽出
というデータをご紹介します。
ご覧頂くと、不動産、建設といった業種が多くランクインしていることが分かります。
こうした業界は離職率が高いと言われがちですが、ここに掲載されている企業の3年目定着率は非常に高いことが分かります。
平均年収が高いというのは、採用ブランディングとしては非常に重要です。
しかし、平均年収が高いからといって必ず定着するというわけではありません。学生の目を引く給与というものがあり、入社後の定着を支える文化、制度が必要で、それをしっかりとペルソナ像となる学生に明確に打ち出すことです。
例えば、1位のにほん商業開発株式会社では、次のような情報を伝えています。
仕事の難易度、プロフェッショナルとしての行動、ビジネスモデルなど、「強いビジネス・強い個人」という印象を与えています。
https://www.ncd-jp.com/recruit/
超難関とすることで、プロ志向の学生のチャレンジ精神をくすぐっているようにも感じます。
まとめ
いかがだったでしょうか?ランキング企業の採用ページをご覧頂くと、給与だけでなくメッセージ、制度、見せ方など参考になる部分が多いのではないでしょうか。
給与に関しても、ランキング企業よりも高いという会社も多いはずです。
ブランディングは、条件面だけでなく様々な要素の総合力です。
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